愛知県名古屋市にある八事霊園で墓じまい後、取り出した御遺骨を樹木葬へ
「墓じまいした後の御遺骨は、樹木葬に移して永代供養したいわ」という、ご依頼をいただき、墓石の撤去から御遺骨の移設まで一貫して承りました。
墓じまいは、「墓石を撤去する(なくす)」というイメージがあるので、「墓石を撤去さえすれば、墓石の下で眠っている遺骨はお寺が引き取ってくれる」と思われている方もいらっしゃいますが、「墓石を撤去する」は墓じまいの半分なのです。
そう、もう半分はというと、「新たな御遺骨の供養はどうしますか」になります。
墓じまいをもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
墓じまいとは
墓じまいとは、「墓石の撤去」と「新たな場所(別の形)で供養する」という2つの意味が含まれ、『お墓を片付けて先祖を供養するための新たな場所を整える』という全体を言います。要するに、「これからの自身のライフスタイルに合うようにお墓を変える・お引越しする」ということですね。
この様に「墓石の撤去」+「新たな場所(別の形)で供養する」=「墓じまい」です。
「新たな場所(別の形)で供養する」選択肢には、下記があります。その中で、今回は樹木葬となりました。
- 永代供養墓 10万円~30万円
- 樹木葬 10万円~100万円
- 納骨堂 20万円~150万円
- 散骨 3万円~30万円
- 手元供養 数千円~50万円
- 新しい墓石のお墓 100万円~300万円
樹木葬とは
樹木葬は、まだ歴史の浅い供養スタイルですが、女優の樹木希林さんや市原悦子さんが樹木葬を選ばれたこともあり、急速な広がりを見せています。
市原さんは生前、「暗い骨壺に入るのも、コンクリートの墓も嫌。空の下でふわふわして眠りたい。」と話したそうです。遺言では、樹木葬で埋葬された夫の演出家、塩見哲さんの隣の樹木葬墓地で眠ることを希望されたそうです。
現在、各地で広まっている樹木葬は、墓標となる樹木(シンボルツリー)を1本植えて、その周囲に遺骨を埋葬するスタイルがほとんどです。
樹木葬の中でも個別納骨タイプのものは40万円~200万円、合葬タイプのものは5万円~40万円ほどです。樹木葬には市街地の霊園や寺院で行われる「霊園型」、自然の里山を利用した「里山型」があります。
今回は、愛知県海部郡大治町の【曹洞宗 建宗寺】にある胡蝶庭園にご納骨しました。
季節ごときれいな花に囲まれて和やかな雰囲気があります。自然が好きな方や従来の墓石じゃなくてもよいとお考えの方にはとても気持ちの良い供養に方法だと感じます。これからニーズが多くなりそうです。樹木葬についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。