オススメの理由、それは、ずばり「墓石が守られるから」です。
他には、お手入れが簡単で、「きれいな状態を保つことが出来る」という点もあります。
↑全く違う墓石に見えますが、クリーニングすると見違えるようにきれいになります。
浸透性吸水防止コーティングは、一般の撥水剤の様に表面撥水を目的としたコーティングではなく、石材本体が持つ細孔を埋め、素材を緻密にし、吸水性を低下させる墓石の保護剤です。
浸透性吸水防止コーティングを塗布すると、墓石の内部に深く浸透し、耐久性のある分厚い吸水防止層・防汚層を形成し、長期に渡り墓石を保護します。
石は、『1つの大きな塊』と思いますが、表面には、「細孔(さいこう)」という細かい穴が開いています。
その穴は毛細血管のように内部で広がって、水を吸水し浸透させます。
この細孔から墓石表面に蓄積された汚れ(水垢・砂・鳥の糞など)が雨水によって石材内部に浸透し、拭き取るだけでは取れない汚れやシミ・錆び・カビ・藻の原因になります。
地面に接地している土台部分は、水分を吸い上げることもあります。
直射日光が当たり、雨ざらしになるお墓は石にとってはあまり好ましくない環境かもしれませんね。美観の問題だけでなく凍害・塩害等、劣化にもつながってしまいます。
墓石に使用される石材は、その産地・石種・加工・仕上げは様々です。
それと同じように、石の「吸水率」も様々です。御影石のように0.1%程度の石から、大谷石のように25%以上まで、その差は250倍以上にもなります。
吸水率が低い石種・仕上げほどトラブルは発生しにくく、逆に吸水率が高い石材ほどトラブルは発生しやすくなりますが、どちらにしても墓石の場合、劣悪な環境で長い年月が経過しますので、負担がかかっていることに間違いありません。
石材の汚れや、深く染み込んだシミ・コケ・サビなどが発生した場合、専用洗剤などを使用し、除去作業を行ないますが、石材の汚れ・シミの除去は一般的な洗浄や清掃と比較し、多くの時間や手間を必要とします。石材の種類によって性質が異なるため使用する薬品や資機材に十分注意が必要になります。
そのためシミを落とすには専門の知識を持った業者に依頼することが大切です。(手遅れになって、完全に除去できない・手の施しようが無い場合も数多くあります。)
さらに詳しく説明いたしますね!
石材用保護剤の種類には下記の3種類があります。
「汚れ防止を最優先したい」
主に表面からの汚れを防止する事を目的とした製品。表面に膜を形成する為、塗布した場合、風合いは損なわれます。汚れが直接付着する事はありませんが、裏面から吸い上がるセメント灰汁防止効果はありません。
「風合いを変えず汚れの染み込みを防止したい」基材の風合いを変えず、表面からの汚れ防止効果はありますが、裏面から吸い上がるセメント灰汁防止効果はありません。
最大の特徴は吸上げ防止効果。
躯体内部に形成する強固な浸透層が、石貼り施工時に発生するセメント灰汁の吸上げ現象を防止する事で、裏面処理の必要性もありません。基材の風合いを変えることなく、表面からの汚れ防止と、裏面からの吸上げ防止効果があります。
なぜ、汚れにくくなるか、浸透性吸水防止コーティングの性質を説明しますね。
最大の特徴は浸透性の吸水防止・汚れ防止です!
一般の撥水剤の様に表面撥水を目的とせず、石材本体が持つ細孔を埋め、素材を緻密にして吸水性を低下させます。一番の汚れの原因を防ぐことができますね。また吸水率を大幅に低下させることは墓石の劣化を抑制します。
塗布すると、墓石の内部に深く浸透し、耐久性のある分厚い吸水防止層・防汚層を形成し、
長期に渡り墓石を保護します。表面の撥水効果が失われても、内部に浸透された層は細孔を塞ぎ続けていますので、エフロ防止効果・劣化防止効果・防汚効果が持続します。
浸透層は、水は通しませんが気体は通します。通気性を有しているため塗布体内部に湿気が異常に溜まる事はありません。カビや苔、藻にも強い!
塗布後ほとんど色相の変化は有りません。
風合いを変えないため、素材・風合いを最大限に活かせます。
塗布環境にもよりますが、表面の撥水性は約1ヶ月程で徐々に弱くなっていき、最終的には無くなってしまいます。
しかし、浸透性吸水防止コーティングは撥水が無くなった後も、吸水防止効果を発揮し、石材の汚れのシミ込みを防止し続けています。吸水防止効果の持続は約2年程度としています。実際、4年前に浸透性吸水防止コーティングを塗布したお墓にお掃除代行でお伺いすると、現在(2022.03)も、簡単な水洗いだけできれいに表面の汚れが落ちていきます。コスパがいいと実感しています。
このように大切な墓石をいつまでもよい状態で保っていくために、浸透性吸水防止コーティングは効果的だと思います!墓石クリーニングを行って表面の汚れ・水垢がきれいになったら一緒にやっておきたいですね。